古き良き時代
ふと、今どきのお笑いって面白くないよなぁーって思った。
なので、「ピンクパンサー」のDVDを買ってみた。
今どきの下衆で捻くれた笑いじゃないのがいいね。
単純に面白いドタバタ劇。
うちの子供は「トムとジェリー」が好きなので、きっとハマるだろうと思って見せてみたら案の定、大爆笑してた。
すっかりお気に入り。
ほとんどセリフがないピンクパンサーは、表情や仕草、音で笑いを表現する。
何が、なぜ面白いのかを、見てる側に考えさせる。
想像させ、頭を使わせる。
理解し、共感し、笑ったことへの満足感がある。
ただベラベラとしつこく喋りまくって揚げ足取って、人を小バカにする今のお笑い。
字幕スーパーや笑い声を入れて、面白いところを製作側が決める。
面白くないところも面白いことにしてしまう。
想像する必要なんてない。
頭を使わず、ただ乗せられて、面白いと思い込まされて笑ってればいい。
これって、悪意のある書き方かな?
でもオレは事実だと思う。
子供に見せるならどっちが良いだろう?
ちょっと前に、おやつを食べる時にトムとジェリーのテーマソングを替え歌にして、幼稚園児の娘に歌ったことがある。
トムとジェリー なかよく半分こ
トム トムトム ニャーゴ!
ジェリー ジェリー ジェリー チュー!
ネズミだって食べたいさ ネコだって食べたいさ
トムとジェリー なかよく半分こ
オレは軽い気持ちで、適当に歌っただけなんだけど、娘は
「ちゃんと仲良く半分こにする、すごくイイ歌だ!」
って気に入って、それ以来よく歌ってる。
で、思った。
今、こういう心を持った子供に見せる“お笑い”は、今どきのお笑いじゃダメだよなって。
昔、自分が子供の頃は、上質なアニメがたくさんあったように思う。
感情や表情が豊かになる、頭を使う、満足感のある笑いがたくさんあったように思う。
子供のことを考えて、子供のために作られた、いわゆる名作ってやつ。
そういう作品って、今見てもやっぱりスゴイんだよね。
ああ、そうだよね、こういうのが面白い、楽しい笑いだよねって改めて気付かされる。
次は何を用意しようかなー。
バックスバニー?ウッドペッカー?
あ、チキチキマシン猛レースはイマイチだったみたいw