もう少し考えようよ・・・

あの地震から9日経って、奇跡的に救助された2人について、ニュースでやってるね。

でもさ、体温が28度まで下がって、命が危なくなる寸前で助けられた人の病室まで押しかけてのインタビューっていうのは、いかがなもんかねぇ。
まだまだ衰弱してる状態なのに。
まぁ、本人が良いと言ったのなら構わないけどさ。

なんか、「ネタを逃すまい」感が強すぎて、見ててあまり良い気分じゃなかったなぁ。
もう少し、そっとしておいてあげればいいのに。
助かった、救助されたっていうのは、明るいニュースとしてみんなが欲しがってるのは分かるけど、それにしてもね。


別な話。
自衛隊のヘリによる、原発への海水投下を検証してたとき、専門家の人が、現地で測定された放射線量を見て、「まだ危険な数値ではありません」「上空を通過しながら投下するのではなく、今の放射線量なら、上空にとどまって、しっかり狙いを定めて投下することもできたはず」「やり方をもう少ししっかり考えないと」みたいな事を言ってたんだけどね。
それを聞いてたアナウンサーが、明らかに話の内容を誘導しようとしてるの。
危険な数値ではないと言っているのに、「危険なところで、決死の作業が続いている」と。
〝決死”を繰り返して。
危険な数値じゃないって言ってるのに、決死っていう言葉を使う。
危ないね。
事実を伝えてない。
英雄視させたいんだろうけど、それより事実をありのままに伝えてくれないと困る。
こんな時だからね。