PS3 トゥームレイダーに思う

近、ちょっとした時間を見つけてはVitaの「アサシンクリード レディリバティ」をプレイしてる。
昨夜は、バイユー(沼地)で日記の切れ端を探し回ってた。
プレイした人は分かると思うんだけど、バイユーでの移動では、沼をグチュグチュと歩いたり、泳いだりする他に、木の枝から枝へ飛び移りながら移動することもできる。
この樹上の飛び移りを上手く使いこなせると、移動がとても快適になる。


この樹上の移動なんだけど、フリーランを使って、実に軽快に気持ちよくヒョイヒョイと動けるように出来てる。
で、フリーランの途中で、ふとトゥームレイダーについて考えた。


今回のトゥームレイダーは、海外での評価はイマイチだという。
売り上げも、あまり伸びてないらしい。
トゥームレイダーの売りって、軽快なアクションだったでしょ?
足場から足場へヒョイヒョイと移動したり、ギリギリのところに飛び移ったり。
崖を登ったり降りたり、高いところからダイブしたり。
その爽快感が楽しかったわけだよね。
もちろん、戦闘もあるし、謎解きもあるけど。


でもそういうのって、トゥームレイダーが休んでる間に、アサシンクリードなんかが昇華させちゃってた。
もっと広いフィールド、もっと多くの要素、そしてもっと綺麗なグラフィックで。
新たなトゥームレイダーではサバイバル要素が重要になってるみたいだけど、これも既にあった。
最近で言うと、Farcry3がそうだよね。
そういう、他のゲームがそれぞれのジャンルで人気を得てるところに、過去の栄光を引っ提げて、


「私、あの大ヒットゲームで有名なララ・クロフトですが」


とやって来た。
だけど、トゥームレイダーは過去の物ってイメージされてて、「え、だから?」って思われちゃったんじゃないかなぁ。
世代によっては、「ララ?え、誰?」っていうのもあるでしょ。


“生まれ変わった”とは言っても、それはトゥームレイダーというシリーズの中での話であって、他のゲームと比べたら新しさが無いじゃん、って思われたかな?
ただでさえ、何かしらの新しさが求められるのに、さらに“生まれ変わった”と言っている以上、ゲームファンの期待値はかなり上がっちゃったんじゃない?


あえて今、ララ・クロフトを使う!
トゥームレイダーというゲームを現代に蘇らせる!
そのキーワードが「生まれ変わる」だ!
って感じで自分でハードル上げといて、フツーのゲームを出しちゃった。
そういうことなのかなー。


実際にプレイしてどう思うか。
「予想通り」なのか、「想像以上だ!」なのか。
想像以上だった場合は、「良い意味で」だったらいいなー。