いくら携帯ゲーム機だからってさぁ

曜日にね、とある動物園に行ってきたんだ。
薄曇りだったけど暖かくて、桜も7〜8分咲きで、良かったよ^^


でもね、他の家族連れを見てて、「ん〜・・・」と思うことが。


遊びに来てる子供達がね、結構な割合で3DSやりながら歩いてるの。
親は「ほら、あっちに○○がいるよ」とか「ほらほら、すごいねぇ」とか言いながら歩いてるんだけど、子供は3DSで遊びながら「んー」とか「あー」とか言うだけ。
3DSから目を離さないで空返事。
親の声がする方に歩いていくだけで、自分がどこにいて、どこに向かってるのかも分かってないと思う。


こういうの、前にも記事にしたことあるんだけど、やっぱりおかしいと思うんだよなぁ・・・。


親は「子供と一緒に動物園に行った」っていうだけで自己満足してて、“じゃあ子供は動物園で何を見てきたの?”“何を見て、どんな感動してきたの?”っていうところまで考えてないでしょ。
何のために動物園に行くんだろう?
ずっとゲームから目を離さず、会話も成り立たないような“お出かけ”に何の意味があるんだろう?
何のために出かけてるんだろう。


「休日に子供を連れて遊びに行く理想的な親」を演じたいだけでしょ。
“子供のことを想って”ではないよね。
子供に、「今日、何が一番心に残ってる?」って聞いてみて欲しい。
「キャラがレベルアップしたこと!」とか、ホントに言うと思うよw
「やっとボスが倒せたこと!」とかね。


そもそも、そういうときに子供にゲームを持たせるって、おかしいよ。
オカシイことに気付いてない親、多すぎる。
場をわきまえられない、我慢ができない子供を作り出してる。


そういえば、前に子供の習い事の関係で、子供達30人程度、保護者30人程度が集まっての忘年会があったの。
そういう集まりは以前から何度かあって、いつも数人の子供が3DSを持ってくる。
当然、その子供達の周りに他の子供達も集まってしまう。
大会の打ち上げとか、親睦会、忘年会、新年会なんかは、子供達が集まってゲームするための場じゃないんだからということで、指導者が「3DSは禁止!持って来ちゃダメだぞ!」って言っておいたら、当日、カードゲーム持ってきた子供がいたなぁw
あきれたけど、これは笑えたw
「あぁ、なるほどなw」と。

でもその親は・・・。
ゲーム禁止の意図が全然理解できてない。
ゲーム禁止を通達した指導者も、他の保護者達も、みんな苦笑い。
親世代が、ここまで理解できなくなってるのか・・と。
いちいち細かく、一つ一つ言わないと分からないのか?と。


携帯ゲーム機のお陰で、ゲームを持ち歩けるようになった。
でもそれは、いつでもどこでも好き勝手にゲームして良いということではない。
場をわきまえさせる。
我慢をさせる。
ゲームして良い時、ゲームするべきじゃない時を教える。
こういうのが、ゲームに限らず他のことにも繋がるんじゃない?
動き回ったりお喋りしていい場所と、ジッと静かにするべき場所、とか。

こういうのが大事な教育なんじゃないのかなぁ。
“お勉強”だけ良く出来たってダメなんだよ。


動物園に行くのなら、「動物園は動物を見たり、動物と触れ合ったりするための場所で、ゲームをする場所じゃない。」って教えてあげないと。
「だからゲームは置いていきなさい。」って。


まぁ、こういうのは親それぞれに考え方が違うから、正しいとか間違ってるっていう事じゃないんだけどさ。
ただ、オレ個人的には、いつでもどこでもゲームやる子供とか、それを許してる親っていうのが、ものスゴクだらしなく見えるので書いてみた。